ポイント付与規程

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ポイント付与規程

ポイント付与の基本的な考え方

最終更新日:2021年5月30日
 

信託SOのポイント付与に関する基本的な考え方として、下記を理解しておくことが望ましいです。

①ポイント付与規程の策定タイミング

ポイント付与規程の策定タイミングに関する明確なルールはありませんが、一般的な目安としては信託SO発行の3ヶ月後~1年後を目途に策定することが多いと言えます。

②人事考課制度との連動

ポイント付与規程は、信託SO特有の論点を意識しながら、会社毎の人事考課制度と連動させる形で策定されることが多いと言えます。

人事考課のあり方は各社各様のため、一律に定めることはできませんが、概ねの目安として、下記がポイント付与数の指標とされることが多いです。

・在籍期間
・役職
・業績向上や社内体制構築への貢献度
・社外評価委員会による評価

③評価委員会

実務上はポイント付与に関する恣意性を排除する趣旨で、ポイント付与の権限を評価委員会等に委ねることが多くあります。

ポイント付与規程のサンプル

最終更新日:2021年5月30日
 

ポイント付与規程は各社の人事考課制度と密接に関係するため、基本的には会社毎のオーダーメードになります。

実際のポイント付与規程つくりこみはZeLoグループへ信託SO導入をご依頼いただいた場合に発行会社と一緒に進めていきますが、下記に設計サンプルとして、上場事例としてIの部に記載されている「受益者適格要件」をリスト化しました。

会社名受益者適格要件(抜粋)
PKSHA Technolygy当社グループの役員及び従業員並びに顧問契約・業務委託契約を締結している者のうち、当社の社内規定等に定める一定の条件を満たす者を受益候補者とし、当社が指定し、本信託に係る信託契約の定めるところにより、受益者として確定した者を受益者とします。

なお、受益候補者に対する新株予約権の配分は、信託ごとに①人事評価に基づくものと②特別な功労が認められた場合などに付与される個別のボーナスパッケージの2種類に分けられており、新株予約権交付ガイドラインで定められた配分ルール等に従い、評価委員会の決定を経て決定されます。

①人事評価に基づく新株予約権の配分
受益候補者のうち取締役及び従業員に個別に付与されるポイント数の按分によって行う。

②個別のボーナスパッケージ
特に業績の向上や社内体制構築に貢献があると認められた者に対して分配される。
Sansan当社グループの役員及び従業員等のうち、当社のガイドライン等に定める一定の条件を満たす者を受益候補者とし、当社が指定し、本信託に係る信託契約の定めるところにより、受益者として確定した者を受益者とします。

なお、受益候補者に対する新株予約権の配分は、信託ごとに①ベースポイントと②社外評価員会の評点の2種類に分けられており、当社のガイドラインで定められたルール等に従い、評価委員会において決定されます。

①ベースポイントに基づく付与
役職員等について、本契約締結日、もしくは将来の役職員等についてはその入社時点において期待される役割や貢献に対し、パフォーマンス評価を測ってポイントとして付与し、そのポイントに準じて分配されます。

②社外評価委員会の評点に基づく付与
役職員等について、組織や個人の特別な貢献度合いや社内外へのインパクトを測ってポイントとして付与し、そのポイントに準じて分配されます。

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